モ 161 形の臨時特別運行を見に阪堺電気軌道を撮りに行きました

阪堺電気軌道は 2024 年現在、大阪で唯一現役の路面電車です。

明治時代に開業し、南海鉄道 (現 南海電鉄) に長く合併されていましたが、戦後に南海電鉄の子会社に分離され今に至ります。

路面電車といっても路線のほぼ半分が専用軌道なのが特徴的です。

2023 年 3 月

阪堺 住吉公園駅跡

住吉大社駅

南海の住吉大社駅に来ました。

住吉公園駅跡

南海本線の高架橋の横にあるこの建物は、2016 年に廃止された阪堺 住吉公園駅の駅舎です。

今も電車がこの奥に来そうな感じがします。

かつて阪堺線と南海本線の両方とも「住吉公園」駅であり、南海本線だけが「住吉大社」駅に名称変更されたため、住吉大社駅と住吉公園駅が並ぶ結果となりました。

住吉公園駅 ホーム跡 駐車場

ホームと線路は全て撤去され駐車場になっています。

阪堺 住吉鳥居前駅

住吉大社 鳥居 モ601形

ここから 100 m ほど山側に歩くと、阪堺線の併用軌道がある道路に来ます。

その向かいが住吉大社の正面入口なので「住吉鳥居前」駅が設置されています。

阪堺電車専用軌道 モ601形
モ 601 形 602 号

住吉鳥居前から 300 m ほど浜寺駅前方面に行くとすぐ専用軌道に入ります。

「阪堺電車専用軌道」の看板があったので写真を撮りました。

南海 浜寺公園駅と阪堺 浜寺駅前 乗り場

南海本線 浜寺公園駅

南海本線の浜寺公園駅に来ました。

浜寺公園駅の仮駅舎
浜寺公園駅の仮駅舎

浜寺公園駅は高架工事のため旧駅舎が移動され、仮駅舎が新設されました。

高架工事終了後に旧駅舎を駅の正面入口として再利用する予定だそうです。

阪堺 浜寺駅前
阪堺 浜寺駅前
モ 601 形 603 号

大阪湾側に 100 m くらい歩くと阪堺線の浜寺駅前 乗り場があります。

さらに道路を渡ると浜寺公園の正面入口です。

阪堺線 桜並木

春の初めだったので、浜寺公園と阪堺線の線路の間の歩道で桜が咲いてきていました。

ここから、来年の再訪時です。

2024 年 1 月

阪堺 住吉鳥居前駅

ここから今回の 2024 年の写真です。

住吉大社 入口

今回行ったのは正月の週だったので人や車で混雑していました。

住吉大社駅から住吉大社の中までこの光景です。

上町線 住吉駅

住吉鳥居前から 100 m ほど天王寺駅前方面に行くと住吉駅です。

ここで阪堺線と上町線が分岐しています。

上町線側なら人や車が電車の前に写らずに済みました。

距離の関係上、住吉公園駅の廃止は大ごとではなく、住吉駅と住吉鳥居前駅の別ホームを無くしたようなものだと思います。

阪堺 細井川〜安立町

住吉駅から浜寺駅前方面に移動し、細井川〜安立町の区間に来ました。

モ 501 形 502 号 細井川 安立町
モ 501 形 502 号

ここは専用軌道のため遮断機付きの踏切があり、電車が大通りを横切ります。

船尾〜浜寺駅前でモ 161 形を撮る

阪堺では2024 年 1 月中、モ 161 形が臨時で定期運用に充てられます。

モ 161 形車の臨時特別電車を運行します|阪堺電気軌道

運行ダイヤも公開してくれていて有り難いです。

モ 161 形は 1928 年に登場した車両で、保存車両を除けば日本最古の電車です。

非冷房なので定期運用に入る頻度が低く、実際に走る様子はあまり見られません。

浜寺公園の松林に入り、南海本線を跨いで下りてくるモ 161 形を狙います。

阪堺 1001 形 浜寺公園

構図を決めるため目的以外の車両も撮っておきます。3 両の 1001 形が来ました。

この時、線路沿いの歩道には撮り鉄がもう 10 人くらい待っていました。

阪堺 161号

いよいよモ 161 形が来る時です。なんとトップナンバーの 161 号が来ました。

162 でも 163 でも 166 でも良かったのですが幸運でした。

161号
161号 入口

浜寺駅前に到着した 161 号です。

車内を見るとこの車両が木造であることがよく分かります。

いつまで定期運用に入るのか分かりませんが、この先何年も現役であってほしいものです。

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