
南海加太線では加太の観光 PR のため、2016年から観光列車「めでたいでんしゃ」が運行されています。
2019年までに「さち」「かい」「なな」「かしら」の4つの めでたいでんしゃ が登場しました。
加太線は路線上は紀ノ川-加太間のみですが、実際には全列車が和歌山市駅まで乗り入れます。
加太線の概要
- 距離
- 9.6km
- 区間
- 紀ノ川-加太
- 駅数
- 8
- 車両
- 2200系, 2230系、7100系(ワンマン車)
- 両数
- 2
和歌山市駅
加太線の列車は和歌山市駅の3番線(図の➌)に発着します。
加太線の車両は めでたいでんしゃ を含めた7100系ワンマン車で運用され、時々2200系、2230系が運用されます。
7100系2連のワンマン車には最後の項目で紹介する めでたいでんしゃ も含まれます。
南海本線の難波方面から加太線に乗り換える時、和歌山市駅を経由すると重複乗車となりますが、これは例外的に認められています。
和歌山市-紀ノ川 間
紀ノ川駅
加太線の列車は和歌山市駅を出発して南海本線 紀ノ川橋梁を渡るとすぐ紀ノ川駅に到着します。
ここで南海本線から分岐します。
分岐地点は複線ですが、その先 終点の加太駅まで単線です。
梶取信号所
分岐地点から少し進むと「梶取信号所」を通過します。
ここは電車のすれ違いのための停車場なので乗降はありません。
東松江駅
梶取信号所を出ると東松江駅に到着します。
この駅は島式ホーム2線で、駅舎から踏切まで抜け道になっていて、踏切と踏切の間に改札口とホームがあります。
南海加太線にはかつて紀ノ川駅を経由しない東松江-島橋-北島-和歌山市の路線が存在していました。
その廃線跡についての記事を後に公開しようと思います。
[後に公開します]東松江-加太 間
加太線の殆どの駅は2線あり電車同士のすれ違いが可能で、実際にすれ違いが行われます。
ただし西ノ庄駅は1線のみですれ違い不可です。
磯ノ浦駅を出ると横に磯ノ浦海水浴場が見えて、すぐ山の中に入ります。
この先が終点の加太駅です。
加太駅
加太駅は2線あります。
私が撮影した時期は南海電鉄と すみっコぐらし がコラボしており、すみっコぐらし のイラストが描かれた幕が掲げられていました。
加太駅の改札口には「ようこそ加太へ」の飾り付けがあります。
反対側には、「加太へまたおこしください」の飾り付けが。
駅舎の前に めでたいでんしゃ風の写真撮影用プレートがあります。
加太駅の前の石垣には めでたいでんしゃ風の特別仕様の案内板があります。
駅前には観光案内所と住宅と山林くらいしかありません。
加太には加太港、海水浴場、淡島神社などがありますが、行くには駅から1kmほど歩く必要があります。
加太港からは友ヶ島へ向かう船(友ヶ島汽船)が出ています。