
南海和歌山港線では普通列車が30分~2時間に1回この区間で折り返し運行し、難波-和歌山港 間を直通する急行と特急サザンが1日数本運行されます。
和歌山港と徳島港を往復する南海フェリーに連絡しており、フェリーの運航に合わせたダイヤになっています。
なので、列車の本数がここまで少ないのです。
和歌山港線の概要
- 距離
- 2.8km
- 区間
- 和歌山市-和歌山港
- 駅数
- 2
- 車両
- 1000系, 2200系、2230系、3000系, 7100系, 8000系, 8300系, 9000系, 10000系、12000系(サザンプレミアム)
- 両数
- 2, 6, 8
和歌山市駅
和歌山港線の列車のうち普通列車は和歌山市駅の7番線(配線図の➐)に発着します。
南海本線からの直通列車は4または5番線(配線図の➍または➎)に停車します。
和歌山港線の普通運用の車両は基本的に7100系ワンマン車で、時々2200系や2230系が運用されます。
7100系2連のワンマン車には めでたいでんしゃ も含まれます。
6番線と7番線の間には車止めがあり、線路が途切れています。
県社分界点
和歌山港線の途中区間には「県社分界点」という地点があります。
県社分界点から和歌山港駅までの線路は実は和歌山県の所有(上下分離方式)で、逆に県社分界点より北は南海電鉄の所有です。
又、県社分界点にはかつて久保町という駅がありました。
和歌山港駅
和歌山市駅を出ると、工業地帯が見えてきて、5分ほどで和歌山港駅に到着します。
和歌山港駅のホームからは海、そして南海フェリーが見えます。
和歌山港駅は1面2線でどちらも行き止まりですが、かつては片方の線路が廃止された水軒駅まで続いていました。
和歌山港線の廃駅と廃線跡についてはこちらの記事を見て下さい。
南海電鉄の廃線跡① 和歌山港線 ~廃止された途中駅、末端の水軒駅跡~
和歌山港駅の駅舎ですが、駅名の文字が樹に隠れて殆ど見えませんでした。
南海フェリーとの連絡
和歌山港駅の隣には南海フェリーの建物があります。
南海フェリーは南海電鉄の完全子会社である「南海フェリー」が経営しています。
この建物は乗船券を買う場所のようです。
駅から徒歩で乗船する場合は改札口の横から連絡通路を進むと乗り場・券売所に着きます。