「Safari」とは iPhone、iPad、Mac など Apple 社の 端末に標準搭載されているブラウザです。
嘗ては Windows 版も公開されていたのは意外と知られていないと思います。
Windows 版 Safari は2012年のバージョン5.1.7を最後にアップデートとサポートが終了してしまいました。
今回は、最終アップデートから10年経過した Windows 版 Safari で2022年現在のウェブサイトを複数見てみました。
動画はこちらです。
また、Windows 版 Safari の最終バージョンはこちらからダウンロード (以下: DL) できます。
Safari 5.1.7 for Windows をダウンロード色々なサイトを見てみました
Google (google.com)
Windows 版 Safari で最初に Google にアクセスしたのですが、もう表示が通常と違います。
IE11 と同様の簡易版で表示されました。
YouTube (youtube.com)
読み込み画面で停止してしまい、動画再生も何もできませんでした。
Yahoo!Japan (yahoo.co.jp)
接続エラーになり、記事の閲覧はもちろん、アクセスすらできませんでした。
現在の新しい接続方式を認識できないのでしょうか。
Twitter (twitter.com)
Yahoo!Japan と同様、接続エラーになりアクセスできませんでした。
Facebook (facebook.com)
ロゴの画像など一部崩れていますが、表示できています。
ログイン画面も表示できたので、アカウント作成くらいは可能かもしれません。(未検証)
Instagram (instagram.com)
読み込み画面で停止してしまい、コンテンツが表示されませんでした。
MSN Japan (msn.com/ja-jp)
接続エラーになりアクセスできませんでした。
厚生労働省 (mhlw.go.jp)、首相官邸 (kantei.go.jp)、読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
同様に接続エラーになりました。
amazon (amazon.co.jp)
表示崩れが起こっていますが、レイアウトが複雑な割には綺麗に表示されました。
もしかすると、ログインやアカウント作成も可能かもしれません。(未検証)
侍魂
最後に、「侍魂」というネット黎明期からほぼ変わらないサイトを見てみました。
表示に全く問題ありません。流石、ネット黎明期のサイトですね。
まとめ
最終アップデートから10年も経つと、侍魂のような一部の例外を除いて、多くのサイトはまともに表示できなくなります。
これは、ウェブサイト側が新しいウェブ技術 (HTML5、CSS3、Javascript ES6 など) を導入していくため、アップデートされないブラウザは対応できないからです。
ウェブ技術の進化の速さを実感されられます。