泉北高速鉄道では、2022年11月に新型通勤型車両9300系の導入が発表されました。
通勤型車両では2008年の7020系の導入以来14年ぶりの新車となります。
新型通勤車両「9300系」を導入します (泉北高速鉄道公式 HP)車両自体は南海8300系と共通ですが、カラーが泉北仕様で、車内が濃い茶色の木目模様の化粧板になっているなど異なっています。
泉北の従来の水色の帯がなくなり青一色の帯になったので、鉄道マニア達が Twitter 等で小田急みたいと盛んに言っています。
今回も南海8300系と同じく近畿車輛で製造され、2022/12/20~12/21に南海8300系の時と同様のダイヤで甲種輸送されました。
南海8300系の甲種についてはこちらをご覧下さい。
搬入された泉北9300系
12/21の朝9時頃に和歌山市駅に行くと、甲種輸送されてきた泉北9300系が留置されていました。
今回は9302+9602+9652+9402+9301-9601-9651-9401の4連2本、計8両でした。
車番は南海8300系と同じ規則で付けたようです。
よって難波側が9302Fで、

和歌山市側が9301Fという組成でした。
9302Fと9301Fの連結面です。

9300系の車番は南海8300系と異なり窓の上に書かれています。阪急の車番みたいだなと思いました。
窓には、徳庵 (近畿車輛の前)~和歌山市まで貨物輸送すると記載された紙が貼られていました。
新車の導入頻度が低い泉北の甲種が撮れるとはこれまで思っていたので、正直 感動しました。
なお、この9300系は搬入翌日12/22の昼間12/21のおそらく23時台に泉北光明池車庫か南海千代田工場 (どちらか不明ですが) に回送されると思われますに回送されました。
9:30頃、9300系が和歌山市駅の車庫内へ移動し始めたので、次は DD51 を撮ります。
和歌山市駅を去る DD51 を見送る
泉北9300系を牽引してきたのは南海8300系の時と同じく DD51 です。
和歌山市駅を出て北に400mほど歩いた地点で待っていると、10時頃に DD51 が発車して、JR 紀勢本線と南海本線の間の渡り線を通って和歌山駅へ向かっていきました。
この渡り線はかつて貨物列車や紀勢本線直通列車の きのくに等が通っていました。
現在は甲種の時しか使われないので、この渡り線を列車が通る様子を撮れて良かったです。