南海電鉄 なんば - 関西空港駅間で運用される特急ラピート(50000系)。
新型コロナウイルス感染拡大によりラピートの運行本数が減らされ、その余剰分の車両を利用して、貸し切りの臨時運転が行われました。
2020年11月の休日・祝日に、GoToトラベルのツアーの一環でツアー客を乗せて、なんば から和歌山市駅へ乗り入れ、2020年12月の休日・祝日 なんば から高野線の橋本駅へ乗り入れました。
また、2021年1月も橋本駅への乗り入れ予定がありましたが中止となりました。
和歌山市駅も橋本駅も通常運用でラピートの乗り入れはありません。和歌山市には過去に何度か乗り入れましたが、橋本駅は臨時運用では初となりました。
そして、通常は見れないラピートの乗り入れを見に行きました。
1. ラピートの和歌山市への乗り入れ
1-1. ラピートとめでたいでんしゃ
2020年11月21日の朝、南海本線で和歌山市駅へ向かいました。
途中、鳥取ノ荘 - 淡輪駅間で綺麗な大阪湾の海も見ることができました。
到着後、11:30頃、臨時のラピートが和歌山市駅に入線しました。
和歌山市駅の留置線ではめでたいでんしゃなどの支線ワンマン車の並びが見られます。
ラピートが和歌山市駅の留置線に移動し、めでたいでんしゃと並びました。
ラピートから降りたツアー客は、写真左のホームに移動した臨時のめでたいでんしゃ「なな」に乗り、加太線へと向かいました。
カメラを持った人が数人おり、ツアー客が少し集まっただけで、意外にも人はまばらでした。
1-2. 天下茶屋駅にて
帰りには南海 天下茶屋駅で特急こうや、泉北7000系フロンティア号、高野線用の南海8300系などを初めて写真に収めることができました。
この他に没写真も量産してしまいましたが...。
2. ラピートが橋本駅に乗り入れ
2-1. ラピートと「天空」
2020/12/26の朝、南海高野線で橋本駅に向かいました。
到着後、10:40頃、橋本駅に臨時のラピートが入線しました。
写真からは見えませんが、ホームの高野山側の端には、ツアー客などの人がたくさん集まりました。
また、臨時ラピートの入線をネット配信していると思われる人も見かけました。
ラピート以外にも、珍しい片開き扉が...、ギロチンドアが...という話も聞こえましたが。
次に出てくる南海6000系の話だったんでしょうか。
「橋本」の駅名標とともにラピートを写真に収めてみました。
ラピートが留置線に移動し、観光列車「天空」と並びました。ラピートは通常は橋本駅に来ないので貴重な光景です！
2-2. 南海6000系と2300系
ラピートに多くの人が注目する間、偶然、南海6000系が到着しました。
南海6000系は2023年に引退が予定されており、新型車への置き換えが進んでいます。
まだ大半の車両が現役(2020年12月現在)のうちに車内を写真に収めました。
南海6000系の客用扉。南海、さらに大手私鉄の通勤車で残り最後となった片開き扉です。
窓は南海最後の2段式で典型的な昭和の通勤電車って感じの車内です。
次は高野線の橋本 - 極楽橋駅間で運用されるワンマン車の南海2300系を見てきました。
ほとんど2両単独で運用されます。
車内は、ほとんどの座席がクロスシートで窓が大きいです。高野山の観光を意識した設計になっています。
南海の通勤型車でほぼ全席クロスシートなのは2300系だけです。
2-3. 学文路天満宮へ向かう
橋本駅でラピートを写真に収めた後は、そこから学文路駅へ向かいました。
高野線の橋本より南は山岳区間で、複線から単線に変わります。
支線ではなく特急もあるのに、まるで地方私鉄のような風景です。
学文路駅からしばらく歩いて学文路天満宮に行きました。
紀伊清水駅と学文路駅の中間の距離にあります。
帰りは、学文路天満宮から紀伊清水駅へ向かいました。
途中で紀伊清水駅での2000系と2300系の並びを見ることができました。
紀伊清水駅です。駅には私以外誰もおらず静かでした。
橋本駅を経由してなんば方面へ向かい帰りました。