2021年10月、Twitterで以下のツイートを見ました。
駅の改札内で撮影する場合は許可が必要という趣旨の説明をする動画を見つけ、それに対して疑問を示しているツイートです。
このツイートと直接の関係はありませんが、思い出したことがあります。
南海の駅に貼られている張り紙
思い出したのは、南海電鉄の複数の駅の出入口に貼られている張り紙です。
本文のテキスト:
ご 注 意
当社施設内では、許可なしに次の行為を禁止いたします。
1.物品の販売及び営業行為
2.広告、宣伝、寄附行為
3.集会、抗議活動、署名活動、印刷物の配布行為
4.上記3を行うためのゼッケン着用、のぼり・旗・拡声器等の所持
5.録音機等による録音行為・ビデオ等による撮影行為
6.大声を上げたり、恫喝するような行為
7.他のお客さまにご迷惑を及ぼす行為
南海電気鉄道株式会社
南海は撮影禁止か
この内容ですが、どうも引っかかる所があります。
「5.」は当社(南海)施設内、つまり駅構内もビデオ撮影・録音禁止という意味になります。
よって南海の駅では「鉄道YouTuber」やいわゆる「音鉄」の活動が禁止されている(?)
あれぇ.........
一体どういうこと???
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...............
この張り紙は恐らく「鉄道 YouTuber」という概念がない時代( 2010 年以前)からあるはずです。
よって、現在よく話題になる鉄道ファンによる迷惑行為とは関係ないでしょう。
南海の公式 HP や Twitter を見ても、どこにも駅構内撮影禁止という記述は見つかりません。
むしろ南海が公式に駅に撮影スポットを作っているほどです。
企業などの事業者向けの張り紙か
では、一体どういう意図の張り紙なのでしょうか。
冒頭で示したツイートの動画はおそらく企業などの事業者に向けたものか、あるいは動画の作者がそれと混同したかのどちらかだと考えられます。
これと同様に、南海の駅の張り紙の「5.」の項目は事業者向けのものと考えないと説明がつきません。
つまり、集会やデモ、商業撮影を禁止しているという意味です。
もしそうならば、誤解を与えるので内容を変えてほしいと私は思います。