なんかいウェブ研究所

【JR 和歌山線】初夏のローカル線の景色を撮る

植物が青々と茂ってきた 2025 年の 6 月、自然のあるローカル線らしい景色の鉄道写真が撮りたいと思い、和歌山県北部などを走る JR 和歌山線を撮りに行きました。

和歌山線は大阪府南部に住む私にとってはローカル線らしい景色が味わえる最も近い場所です。

乗車録も兼ねた記事になります。

熊取駅前→粉河駅前

和歌山バス那賀 粉河熊取線 熊取駅前
撮り忘れたので過去の秋の写真で...。

まずは JR 阪和線の熊取駅に来ました。

和歌山線を撮るのに何故 和歌山駅や橋本駅でないのかと思ったかもしれませんが訳があります。

和歌山バス那賀の粉河熊取線熊取駅前(阪和線)と粉河駅前(和歌山線)を結んでいるので、これを利用しました。

阪和線と和歌山線を乗継ぐより早く運賃も安いのがメリットです。

熊取駅前→青年会場前→大阪体育大学口→中大木なかおおぎ→犬鳴山→神通じんづう重行しげき勢田西せいだにし→打田国道口→長田観音前→粉河駅前
大木集落
大木集落 ― バスの窓越しなので色が変ですが

大阪体育大学口を過ぎると和泉山脈の山の中に入り、暫くすると大木という集落が見えてきます。

ここからカーブが多くなります。

神通温泉
神通温泉

犬鳴山を過ぎると大阪府から和歌山県に入り、少し開けた所に神通温泉があります。

山を下るとカーブが少なくなり紀ノ川沿いの平野に入ります。和歌山線に沿って東向きに走り粉河駅前に着きます。

粉河駅

粉河駅前 バスロータリー

熊取駅前を出発して 45 分かけて粉河駅の南側にある粉河駅前のロータリーに着きました。

当日の天気予報は晴れ☀️のはずでしたが、空が曇っていて☁️風景写真が残念な出来にならないか心配でした。

粉河駅 駅舎内

北側に回り粉河駅の駅舎内に入ります。

改札が扉なしで改札機 1 台だけの典型的なローカル線らしい駅です。

粉河駅 駅舎内 227系

ここで少し休憩していると電車がやってきました。

和歌山線の車両は、嘗て水色の 105 系など国鉄型がありましたが、現在全て 227 系のみとなっています。

車両が特別 魅力的な路線ではないので、風景に重点を置いた鉄道写真を撮りたいものです。

粉河駅付近の川の中から和歌山線を撮影

粉河駅から東向きに歩きます。

壁が植物に覆われた釣り具屋の廃屋

すると、釣り具屋の店舗だったと思われる廃屋がありました。壁がびっしり緑鮮やかに植物に覆われています。まさにグリーンハウス、地球環境🌎に良さそうですね((オイ

グリーンハウスとやらの横の川に向かいます。

川と和歌山線 227 系
JR 和歌山線 227 系 粉河~名手 和歌山県紀の川市

電車を待って、川の中から和歌山線の電車を撮ってみました。全体に影落ちしてイマイチな感じです。

和歌山線は昼間 2 両の電車が 1 時間に 1 本、上下合わせて次の列車まで平均 30 分待たないといけません。

さらに東向きに歩きます。

和歌山線の勝手踏切

ここは線路の向こうまで道のようなものが続いていますが、勝手踏切ではないかと思います。

龍門山と和歌山線を俯瞰撮影

次は龍門山りゅうもんざんと和歌山線の電車を一緒に撮ります。

実はほぼこれを撮るためだけ・・にわざわざ粉河駅に来ました。

粉河駅の横の川から出て、まだ東向きに歩きます。

曇っていた空が晴れ☀️てきたので天気の心配はなくなりました。

蜜柑の木と向こうに見える龍門山

この蜜柑みかんの木の向こうに見えるのが龍門山です。蜜柑の木にまだ実ができていないのが初夏を感じさせます。

龍門山は、和歌山県紀の川市の紀ノ川の南側にあり、東西に横長になっている山で、標高は 756 m です。龍門山には「紀州富士」という呼び名もあるようです。

龍門山と和歌山線が見える場所

坂道を上り、目的の場所に着きました。

この周辺は樹木が茂っている所が多く、電車を俯瞰できる隙間は意外と少ないです。

写真の構図の確定

龍門山と和歌山線が見える景色

ここから見える景色 (上写真) から鉄道写真の構図を考えていきます。

構図の考え方

まず、右側の茶色い建物が電車より目立ってしまいそうなので構図から除きます。

次に電車の位置ですが、左側だと線路際の家や小屋に電車が重なって台無しです。真ん中は電車がはっきり写りそうですが、左側の樹木が「重く」、右側の水田が「軽い」ため、右側がスカスカなアンバランスな構図になってしまいます。

よって、電車を右側に配置すると全体のバランスが取れます。それでも架線柱や雑草が電車に重なりますが目立たないので良しとします。

最後に、奥に見える龍門山とその上の青空を入れることで構図決定です!

電車が来るまで待機

コンビニおにぎり 龍門山

電車が来るまであと 25 分くらいあったので、龍門山と紀ノ川沿いの平野を眺めながら、コンビニで買ったおにぎりを食べました。

いよいよ撮影の時

連写写真一覧

いよいよ撮影の時です。電車が来たら少し早い目にシャッターを切り連写します。シャッターチャンスは 1、2 秒なので逃しにくくするためです。

龍門山と和歌山線の電車
JR 和歌山線 227 系 粉河~名手 和歌山県紀の川市

連写した写真の中から良いものを選び、構図から除きたい建物をトリミングしたものがこちらです。

田植え前の水田も見えて初夏のローカル線らしい景色が撮れたと思います。わざわざここに来た甲斐がありました。

この写真を撮る準備中、地元住民らしき方が話しかけてきて、「龍門山が見えていいですね~」と返事したところ、「龍門山は粉河富士ともゆうんやで」と言っていました。紀州富士という呼び名はあるみたいですが、粉河富士という呼び名があるかは調べても分かりませんでした。

粉河駅へ

これで鉄道写真の撮影を終え、粉河熊取線のバスの時間を確認し、粉河駅まで歩いて戻りました。

粉河駅前→熊取駅前

行きと逆のルートで和歌山バス那賀の粉河熊取線に乗り、阪和線の熊取駅に戻りました。

そして、ここから帰宅しました。

当記事のカテゴリー

コメント (0 件)